住まいのリフォームって?

何気なく日頃、生活している住まいは、家族の成長、暮らしの変化と共に、家の中でも、無駄な空間が出来たり、逆に狭苦しい空間が出来たりするようになります。

又、ちょっと間仕切りを移動させるだけで、家族の会話がはずむようになったり、今まで家に閉じこもることが多かったお年寄りが、手摺りを取り付けるだけで、よく外に出かけるようになったりすることだってあります。

広い意味で、設備の取替えや、外壁の塗り替えといったこともふくまれますが、

住まいのリフォームって、変化していく家族の生活に合わせて、建物という器を改善していくことです。

リフォームは欲張らない

一般的にリフォームは新築などに比べて、簡単に出来ると思われがちですが、解体や撤去工事など伴うことが多く、捲ってみたら下地が腐っていたなどの、不確定な部分も多く、新築工事などに比べて手間のかかるものです。

この際だから、ついでだから、と言う気持ちも出てくるのはわかりますが、リフォームの優先準備を決め、あまり欲張らずに、家族でよく相談してリフォームの目的がぶれないようにしていくのが大事なことです。

 (外壁の塗り替えなどで、足場が必要な工事に、日頃、点検できなかったり、又、取り替えるのに再度足場が必要な樋や、設備の取替え、点検などは別ですが、ついでだから、一緒にするとお得だからと言って、余計な工事を進める業者さんもありますが、本当に必要かよく考えましょう。)

リフォームの価格

「どれくらいかかるのだろうか?」リフォームの工事費、気になりますね。

 

 

雑誌などの工事例の価格。

値段の入った食品スーパーのようなリフォームのチラシ。

丸ごとリフォームの坪単価、u単価 00円〜と謳われている定価性

 

 

 残念ながら、あまり参考になりません。どれも、お客さんの問い合わせの反応を取るためです。

 

昔からある新築工事の坪単価表示もそうですが、〜からという表示も多く、小さな表示で必ず見積もりをお取下さい。と書いています。

 

そんなことだったら、初めからまぎらわしい表示をしなければと思いますが、大体どれくらいか知りたいと思われるお客さんもいるので、致し方ないということもあるのでしょう。

 

ちょっと話はそれますが、この間、大手めがね屋さんの広告に釣られ店に入ったものの、広告の値段のめがねは、たくさん飾ってあるめがねの中で、たたったの3本。あれには閉口し、すぐその店を出ました。 それに近いものがあるかもしれません。

 

商品の価格は同じでも、工事費は下地の状態や施工条件などによってかわることもあります。

価格を知るのは、面倒ですが、見積もりを業者さんからとるのが一番です。

時々、見積もりが有料の業者さんもいてるので、無料でしてくれるか確かめておくほうがいいと思います。

実例集の工事価格

「いくらぐらいかかるだろうか?」

予算を立てるときにリフォームの実例集がたくさん載った雑誌などを参考にする人もいてると思います。

リフォームした前と後がよくわかるようにカラーの写真がたくさん載せてあり、キッチンやお風呂、部屋ごとに工事例と工事価格が載せています。しかし、残念ながら、予算を立てる上ではあまり参考になりません。

まず、リフォーム工事などは、設置する商品や材料もたくさんの種類があり、値段もピンきりです。キッチンの場合、セットアップ型の物だと20万ほどからありますが、システムキッチンの場合、高い物だと200万以上するものもあります。

又、掲載しているリフォーム例は、どこまで工事したのかわはわかりずらいものです。

床のフローリング工事を例にとると、既存の床の状態が良好で、その上にフローリングを張っただけなのか、床の下地をやり替えて張ったものなのかで、工事費も変わってきます。

実例集の工事価格はあくまでも、ひとつの例であり、あまり参考になりません。

迷いますね、業者さん選び。

迷いますね、業者さん選び。

 

 

ちゃんとやってくれるだろうか?

手抜きはないだろうか?

職人さん任せで、現場にこないのではないだろうか?

工事後、不都合があればちゃんと直しにきてくれるだろうか?

 

なじみの業者さんだったら、そういった不安も少ないでしょうが、初めての業者さんだと、いろいろ考えるのも仕方無いことだと思います。

 

・親戚や知人の紹介

 紹介者を介して、大体のお互いの素性もわかっているので、ひとまずは安心ですね。

 ただ、紹介された手前、断りにくいとかといったこともあります。

 そういった場合に備えて、紹介者にお断りするかも知れない旨を、はじめに、ちゃんと伝えておきましょう。

 結婚で言えば、仲人を立ててのお見合いみたいなものかもしれません。

 

残念ながら、そういった紹介がないといった場合や、紹介はわずらわしいと思っている方は、自分で相手を探さなければなりません。

インターネット、雑誌、チラシなどの広告、情報は溢れんばかりです。どの広告を見ても、いいことしか書いてないので、見れば見るほど迷います。ほんと、大変ですね。

そこで、リフォームに関わる業者さんの一般的に言われているメリット、デメリットを。

 

 

・ ハウスメーカー系などの大手リフォーム会社

 洗練されたデザイン、豪華なパンフレット、教育の行き届いた営業マン。打ち合わせ、営業段階では至れり尽くせりのことと思いますが、それだけ、直接工事に関わる以外の経費が、かかっていることが多いので、工事費は非常に高くつきます。施工は協力工務店に一括発注し、営業マンや会社の工務担当が施工管理するといった形態です。ブランド力、安心と言う意味ではいいかもしれませんが、組織が大きい分、新築などより臨機応変さが求められるリフォームの現場対応はもう一つかもしれません。又、工事のアフター以外のその後の小さな工事などは対応していなく、また、業者さんを自分で見つけなければなりません。

 

・中小のリフォーム会社

 小さな工事から大きな工事まで、対応するころも多いし、会社によっては、提案力やデザインもすぐれているところもあります。営業や集客には力をいれているんだけど、施工は職人さん任せ、工務店任せといったところも。建物の構造や建築の知識に疎い、若い営業マンもいたりして、そういった営業担当にあたると、ちょっと不安かも。

 

・工務店

 工務店と言っても、土木工事をしているところ、解体工事をしているところ、コンクリートの型枠専門のところと、様々です。住まいに携わっているところであれば、小さな工事から大きな工事まで、そつなくこなすところも多いとおもいますが、現場での細々な事への対応力には優れていると思いますが、営業や提案力、商品知識に、疎いところも。

 

・設計士、デザイン事務所

 デザイン力に優れ、お施主さんの代理として、工事費の10%〜15%程の報酬で、現場管理をしてくれます。設計士さんは弁護士さんなどと同じように、知識を売っている側面があるので、打ち合わせなどに、費用が発生する場合もあります。なかには、お抱えの工務店や専門職を使い、工事を請け負うところも。一般的には小さな工事には対応してくれません。

 

 その他、塗装屋さん、屋根屋さん、水道屋さん、電気屋さん、ガス屋さん、内装屋さんなどの専門業者さんが、他の専門職や、工務店、大工さんと共同で工事を請け負ったり、不動産屋さんが請け負ったりすることもあります。また、最近では、インターネットで業者を紹介するサイトを運営している業者さんなどもあり、まさに、百花繚乱、様々な業者さんがリフォームに関わっています。

 

ほんと、業者さん選びって大変ですね。では、どうしたらいいいか?

 

建築、リフォームなどの工事は、図面などがあるものの、形の無いものをお施主さんと業者さんが一緒に造りあげていくものです。何が大事かと言うと、お互いの相性です。

自分の感性を信じ、業者さんに会って、話を聞き、この業者さん、この人だったら、なんか合いそうと思う人を選んでいくしかないかと思います。(あまり大きな業者さんだと、はじめに会う担当者さんと会っても、工事を担当する人が違うこともありますが・・・)

 

 

 

こんな業者さんは避けよう

 一時、社会問題となったリフォーム詐欺。あれは、あまりにもひどすぎるもので、詐欺師がリフォーム業界にやって来たといったほうがいいかもしれません。

あそこまでひどくないにしても、不安や購買心理を巧みについた様々な問題がいまだおきているそうなのでお気をつけ下さい。

 

 外壁や屋根などは、外から見て、痛み具合がわかるので、一時訪販の業者がたくさんいてました。訪販の業者はスーツを着ての訪問は営業マンと思われ警戒されるので、作業着を着てやってきます。お客さんの所で、聞いた話ですが、そのお宅には、ニッカポッカスタイルの職人さん風の2人組みが現れ、「近所の屋根の工事をしていて、高いところから、見てみるとお宅の瓦がずれている」といって、やってきたそうです。

出入の工務店があるからということで、事なきを得たそうですが、彼らも日々進化しているので、気をつけましょう。

 また、私の住んでいるマンションでは、今度OO階の〜さん所で、ユニット・バスの取替え工事をすることになったので、挨拶にきました。と言って玄関を開けさせ、話を聞いみると、「ついでに工事をするとお安くなりますから」と、営業が始まります。

「うち、まだお風呂綺麗に使っているから」と言うと、「給水管、給湯管が古くなっているので、お風呂も替えないけない」と、私にして見れば、訳のわからん事を言ってきます。始め、どんなことを言うのかな?と思い興味がてら聞いていましたが、あんまりにもいい加減なこと言うので、しまいに腹が立ち、「うち工務店してるねん」と言うと、さっさと帰っていきました。

 しつこい訪販業者は、無知に付け込んでくるので、兄弟が工務店しているとかといって、こちらのほうが知識があることを伝えると、引き下がるのも早いようです。

最近、そういった業者も大分、減ったようですが、念の為、お気をつけ下さい。訪販業者は避けたほうが無難です。

 

 その他、リフォームのイベントなどで、キッチンなどの商品が〜割引き、限定何台。といって、購買心理に付け込み、その場で、契約させるような商売もありますが、取り付費が高かったとか、後々問題になることも多いみたいです。

また、急ぐような工事でないのに、「キャンペーン中に付き今月契約いただけたら、お安くしときます」。と言って、契約をせかしたりするような業者も避けたほうがいいかも知れませんね

マンションリフォームの注意点

マンションは集合住宅と言われているように、たくさんの住民の集合体です。

一戸建てのリフォームに比べて、騒音やほこり、材料の運搬など、近隣の世帯に対してより一層の配慮が必要です。リフォームの内容は事前に管理組合などに諮り、工事の確認をとっておく必要があります。管理組合によっては、リフォームに関する規約がある場合もあり、特に、床材については、階下への騒音防止の為、床材の指定や床材の性能など、細かに決められている場合もあります。

給排水管や電気系統など共有部分につながっているので、キッチンやお風呂などの場所を移動するのは、一戸建ての場合にくらべると、制約があります。又、玄関のドア、外部のサッシやガラスなどマンション全体の外観に影響を及ぼす部分は、勝手に交換したりすることは出来ません。

又、自分のところの、バルコニーやベランダなども共有部分とされている場合が多いので、床にデッキを作ったり、人工芝を張ったりした場合、マンション全体の大規模修繕時には撤去しなければなりません。

見積もりの話

リフォームの価格のところで、ちゃんとした価格を知るには、見積もりを取りましょうと書きましたが、見積書って

 適用  単位  数量 単価  金額  備考

 1,〜工事

 式  1  50,0000  50,0000  
       u  30    2,000  60,0000  

 

 

 

  

 

 
 10,諸経費          

 

 一行目の一式とは、ひっくるめての値段。

2行目はu単価で1uあたり2,000円かかるものが、30uあるということ。

簡単に書きましたが、書式は大体こんな感じです。

書式は同じようなものの、業者によって、細かく書いているところもあるし、そうでないところもあります。一般的に細かければいいとされていますが、細かすぎて、わかりずらい場合や、工事費が重ねて計上されていることも。

要は、わかりやすいかどうかです。わかりにくい場合は、後々のこともあるので、遠慮せずに聞きましょう。

 

ここで、ちょっとわかりずらいとされる、「諸経費」について。

「諸経費」って?わかりにくいですね。一般的には、

  現場経費(現場での交通費、諸保険、管理費、雑費)

  + 一般管理費(直接現場とは関係のない本社の経費、利益)

 とされています。慣習的に工事費の8%〜15%程度、計上されるのが一般的ですが、会社の規模や経営形態によってマチマチです。

 

相見積もりって?

 本当の意味での相見積もりって、設計事務所さんなどが、図面・仕様・品番などを決め、施工業者、数社から見積もりを取ること。あらかじめ工事の仕様が決まっているので、工事価格の比較は、ある程度容易ですが、一般の住宅の場合などは、設計士さんが、設計管理している場合を除いて、それぞれの業者が、それぞれの提案・仕様をしてくるので、単純な金額だけの比較はできません。

 しかし、それぞれの業者の提案の仕方や、担当者、会社の受け答えの仕方、値段だけでなく、この業者にまかせて大丈夫かどうかを判断するために、ある程度の工事では、相見積もりをとることが、一般的になってきてます。

相見積もりを取る際、中には、相見積もりを嫌がる業者さんもいてますので、最初に、相見積もりであることを、伝えておくのがいいと思います。

契約から着工まで

  契約って?

 業者さんも決まったし、見積もりで工事価格も決まった、次は契約ということになります。業者さんとの信頼関係の強い場合は、契約などせずに工事の段取りを決め、工事にかかるというこもありますが、ある程度の工事になると、業者さんと、工期、請負代金、支払い方法をお互い話し合って決め、工事請負契約を結ぶことになります。

 

 支払い方法って?

 工事代金が大きくなってくると、一般的に契約時、着工時(工事を始める時)、完成引渡し時と工事代金を何回かに分けて支払うことになります。3回の支払いだと、1/3ずつ払ったり、4回に分けて支払ったりと、とくに、決まったものがあるわけでなく、業者さんと相談して決めるのが普通です。

注意点としては、あまり契約時にたくさん払わないこと。何かの事情で、解約する場合など、違約金が発生する場合もあるし、運が悪いと契約金だけ払って、会社が倒産することもあります。経営状態の悪い会社だと、会社の運営資金のため、契約時にたくさん支払わせようとすることもあり、そういった会社は注意が必要です。

 

 近隣挨拶って?

 工事の規模や騒音の発生具合などにもよりますが、工事期間中は騒音、ほこり、職人さんの駐車の問題と、どうしても、ご近所に迷惑をかけることになるので、工事が始まるまでに、近隣に、お施主さんと現場の責任者が挨拶をすることが必要です。ンションの場合は、近隣だけでなく、管理組合あてに、工事内容を記した書類を提出し、承認をもらう必要があるので、早い目に行くのがいいと思います。

くれぐれも、工事する前に挨拶にいくこと。ご近所のクレームが出たあとでは、関係を修復するのに何倍もの労力が必要になります。

 

 仮住まいって必要?

 工事の規模や内容、工事期間にもよります。家全体の内部の改変など工事規模が大きい場合などや、工事期間が長期にわたる場合など、工事の音や、たくさんの職人さんが出入したりするので、家にいるお施主さんがストレスを感じる場合もあります。

仮住まいするかどうかで、工事の段取りも変ってきます。費用もかかることなので、家族を含め、業者さんとよく相談するのがいいと思います。

工事中、現場での注意点

 工事中のお茶だしって、必要?

 居ながらの工事をしている場合など、職人さんたちにお茶だしって必要かどうか、迷う人も多いと思います。お茶だししようと思っても、作業をしている職人さんに声をかけるタイミングもなかなか難しいしものです。お茶を出してくれないから、手を抜くとかいったことはないですけど、職人さんにとって、悪い気はしないものです。あまりたいそうなお菓子などは必要ないと思います。缶コーヒーや缶ジュースなどで十分気持ちは伝わると思います。

もし不安ならば、現場の担当者に尋ねるのがいいと思います。

 

 気になることは、早い目に!

 工事中、職人さんが帰ってから、居ながらのリフォーム工事では、現場がまじまじと見えるものです。だんだんと出来上がっていくのは、楽しいものですが、気になる部分も出てくるものです。

単に、工事の途中で仕上がってない場合いなどの事も多いですが、図面などで、十分打ち合わせをしたにも関わらず、実際に現場で見ると、イメージと違ったり、使い勝手が悪かったりとする場合も出てくこともあります。

  んな時は、遠慮せずに、できるだけ早い目に担当者に伝えましょう。その他、工事早い内なら、簡単に修正すことも可能なものが、工事が進むと、厄介になることもあるので、小さなことでも、気になることは早く伝えましょう。工事以外のことでも、気になることは、早い目に。

工事完了・アフター

 工事完了後、新しく取り付けられた、設備器具の説明書や保証書なんかを忘れずにもらっておきましょう。最近の設備器具は機能が多くて、操作がわかりづらいものも、多いから基本的な操作は説明してもらっておくほうがいいと思います。あとは、使われている建材などの手入れの仕方なんかも聞いてきましょう。

リフォーム工事では新築工事などのように、法的に決められた保証制度はありません。独自に保証書を発行しているところもありますが、保証の内容・保証の範囲について確認しておきましょう。又、工事に起因する不都合が生じた場合などは、早めに業者さんにつたえましょう。