大工さんって自分で家を建てれるからいいですね。

あるお家で工事をしているとき、そこの奥さんが

「大工さんって自分で家を建てれるからいいですね?」と言われたことがあります。

この奥さんの言うことは、半分当たっておりますが、半分はずれています。

家を一軒建てるのには、普通、大工さん以外に、建物の土台を造る基礎屋さん、屋根を葺く瓦屋さんや板金屋さんなどの屋根屋さん、壁を塗ったりする左官屋さん、塗装屋さん、その他、水道屋さんや電気屋さんなどの様々な職人さんが必要です。家が完成するまでには、30〜40のそれぞれ専門の職人さんたちが、必要と言われています。

大工さんをはじめ、各職人さんたちが力を合わせて、新築やリフォームの工事が行われます。

そういった意味で、大工さんだけでは、家を建てることはできません。 弊店の協力業者さん

専門業者と一式業者

リフォーム建築業界の現場は、専門的な技術が必要とされる場合が多くあります。

お家を建てる場合、主に木工事を担当するのが大工さん、基礎工事をするのは土工さん、壁のクロスを貼るのはクロスの職人さん、ペンキを塗るのは塗装の職人さんと、先程述べた通り、たくさんの職人さんが出入します。

それぞれの職人さんのことを、専門職とか専門業者さんとかと呼んだりします。

ところが、腕のいい職人(専門職)ばっかりを集めても、必ずしもいい家は出来ません。

それぞれの職人さんが入る順番だったり、それぞれの職種の出来不出来で、次の職人さんの仕事に影響することもあり、現場を全体的に見れる、現場管理者、監督さんが必要になってきます。そういった現場の管理する業者のことを、専門業者さんに対して、一式業者と呼んだりします。

昔の家は木工事の割合が多く、木工事担当の大工さんが、現場の管理者、監督をも担い、棟梁と呼ばれていました。

下請けと元請け

先程見てきた、専門業者と一式業者の関係は、普通は、専門業者が、現場の管理者である、一式業者の下請けとなります。一番単純でわかりやすいので、先程少し触れた昔からの棟梁、大工工務店でみると、

          棟梁・大工工務店 (現場管理能力がある)

              |                                          基礎業者・建具業者・内装業者・塗装業者・左官業者・水道業者、その他

という関係になります

 

一般的な建築屋さん工務店の場合は

    建築屋さん・工務店・リフォーム会社、その他の元請け会社 (現場管理能力がある)

              |

 大工・基礎業者・建具業者・内装業者・塗装業者・左官業者・水道業者、その他

大工さんが木工事の専門職となり、以上のようなになります。

 

又、俗にいう丸投げとは

     現場管理能力がない会社

             

     建築屋さん・工務店・リフォーム会社、その他の元請け会社 (現場管理能力がある

              |

 大工・基礎業者・建具業者・内装業者・塗装業者・左官業者・水道業者、その他

ということになります。

 仕事の規模が大きくなると、下請け、孫請けといく層にも下請けが連なることもあります。

 

チームワークが大事

様々な専門の職方を必要とする、リフォーム建築業界。

ややもすると、下請け制度が悪いようにいわれがちですが、仕方のないことでもあります。

一時、インターネットで、家のリフォーム工事案件があり、それぞれの専門職を入札方式で決めるというのを、見聞きしました。公共工事などの大きな工事で、それなりに、現場管理が徹底されている場合などは別でしょうが、短期間で、たくさんの職方が出入するリフォーム工事などでは、見ず知らずの専門業者が顔を合わせていいものができるのだろうか?と思ったことがあります。

小規模な場合が多いお家の工事などでは、現場管理者とそれぞれの専門業者との関係はもとより、それぞれの仕事が関連し合う専門業者同士の関係性も大事です。

それぞれの技術も大事ですが、いいものを造っていくのに、人と人のいわばチームワークが非常に大事になってきます。